
この日も少し遅めの出発。
朝ご飯をホテルでとって9時頃には外出する。

月曜日の朝とあって、前日の日曜日とはまた違った雰囲気の街並み。

日曜日よりもずっと人通りがあり、スーツ姿の人もちらほら。

ロンドンでの日常を過ごしている人には当たり前の月曜日。
当たり前の出勤。

そんな日常を切り取ってみてみると、異国の地に来ている感じがひしひしと伝わってくる。

この日一番に行った場所は「ウエストミンスター聖堂」

日本語のパンフレットをもらえるので見学がしやすい。
聖堂の中は撮影禁止のため写真は一切無し。

外には今日もスコットランド衣装を着たバグパイプを奏でる人の姿。
ウエストミンスター聖堂の中を見学した後は次の場所へ向かいます。

ロンドンバスの2階からの眺め。

11:30頃スタートの衛兵交代式に間に合うようにバッキンガム宮殿へ向かいます。

バス停から10分ほど歩き続けると・・・・・

遠くの方に人だかり。

やってきましたバッキンガム宮殿。
イギリスの国旗が揚がっているので、この日は宮殿の中にエリザベス女王がいるってことなのだそう。

宮殿いうだけあって豪華絢爛!!

宮殿前のヴィクトリアメモリアルの周りにもものすごい人の数。

吹奏楽の音と共に衛兵が登場。

我が家は宮殿正面のフェンスの前というビュースポットを陣取って写真撮影。

この場所からだと交代式をすぐ目の前で見ることができる。

衛兵さん、近い。

毛皮の帽子に赤い制服の衛兵が行進するパレードは絵本から抜け出したファンタジーの世界みたい。


王室の紋章も華やか。

実際の交代式は1時間弱くらい。

衛兵や騎馬隊がいなくなってしまうと同時に、あれだけの人だかりが一気に散る。

宮殿に隣接しているセント・ジェームズ・パーク。

次の目的地、ロンドンアイまでは「Uber・ウーバー」を利用。
「Uber(ウーバー)」は個人で登録できる配車サービスみたいなもので
(日本でいう白タクみたいな感じ)海外旅行の時にはとっても便利。
バッキンガム宮殿にいた人たちがいっぺんにバスやタクシーを利用して次の場所へ向かうので
タクシーもなかなか捕まらない!!
そんな時に近くにいる個人の「Uber(ウーバー)」登録車を予めアプリで予約して、
しかもタクシーよりも格安で異動が出来る。
アメリカやヨーロッパでは利用する人がとても多いそう。

やって来ました「ロンドンアイ」
高さ135mというヨーロッパで最大級の大観覧車。

大人気のこの場所は時間短縮のために予め日本から予約済み。

対岸にはビッグベン。



わーい!とロンドンアイのチケット交換の列に並ぶもここでトラブル。
予め予約しておいたオンラインチケットをプリントした用紙を持っていないと乗れないことが判明。
要はアイフォンの画像ではダメってこと。
プリントアウトはしてあったものの、その用紙はホテルに置きっぱなし。

真下まで来たんだけどね。
ホテルでチケットを取ってまた後でもう一度来るよ−。

仕方なく本日の予定の順序変更。

取りあえず先に「大英博物館」へ行っちゃおう。

名だたる作品が無料で鑑賞できるなんて、すごすぎる。

ギリシャ神殿風の外観も素敵です。


入り口や所々にドネーション(寄付)BOXが置かれている。

「ラムセス2世の胸像」
右胸の穴はナポレオン軍が像を持ち帰る際に開けた穴だといわれている。

「女神バステストの化身 ゲイヤー・アンダーソンの猫」
耳と鼻に金のピアス、胸にはホロス神の目を描いた銀の魔除け。

「ロゼッタストーン」
古代エジプト文字解読の鍵となった碑文。

「アッシリアの人面有翼獣」
翼のある牡牛に人面ライオンを組み合わせた彫刻で宮殿の守護神とされている。

「ライオン狩りのレリーフ」
古代アッシリアでは王にのみ神聖なライオンを狩ることが出来たのだそう。

「うずくまるアフロディーテ」
水浴姿を見られて慌てて裸体を隠すヴィーナス・アフロディーテの様子が刻まれている。

「ネレイデス・モニュメント」
ギリシャ神殿を模した墓廟。
女性像は海神ネレウスの娘たち。


「パルテノン神殿の彫刻」

「イースター島の巨石像」
イースター島で作られた巨像モアイ。

モアイの後ろ姿。

「クリスタルスカル」
インディージョーンズで有名。

「女神官ヘヌトメヒトの緊迫の棺」
幾重にも金箔が重ねられた棺は圧巻。


内蔵を抜き、体を乾燥させて腐敗しないように作られたミイラは
お金持ちの人だけが作ることができたのだそう。
人以外にも猫やロバのミイラまで。


こんなにたくさんの古代エジプトのミイラや装飾品が無料で見られるとあって、
館内は小学生の子から大学生まで幅広い年齢層の学生さんが多いこと。
みんなスケッチをしたり、メモを取ったり。
イギリスの学生さんは幼い頃から芸術品に触れる機会が多くてうらやましい。

「死者の書フネフェルのパピルス」



「ウルのスタンダード 戦争の場面」
ラピスラズリなどとても高価な材料で作られていて、
王の軍隊が戦争に勝利した場面が描かれている。
もう片方の面には王とエリート階級の酒宴の様子が表現されている。

「やぶの雄羊」
イラク南部のウルで王家の墓から発掘された副葬品。

階段までもが展示室のよう。

円を描くガラスの大屋根、明るい大空間のグレートコート。

ガラス屋根の微妙なうねり具合が、躍動感のあるダイナミックな空間を演出している。

時間も無いので、大英博物館はお目当てのものだけざっと見て。
大英博物館を背にした景色。

振り返って見上げるとギリシャを思わせる彫刻。
建物までが美術品。

時間が無い。時間が無い。
さぁ、次の場所へ急がなきゃ。

この頃からなんだか怪しい空の色。
原因はこのずっと後にわかるのだけれど、これでもまだ14時頃。

再びバス停を目指します。
ロンドンバスはロンドン市内を網羅しているからとっても便利。

ピカデリーサーカスへ。

ピカデリーサーカスにあるホテルまで戻り、ロンドンアイのチケット控えを取りに行きます。

ピカデリーサーカスの裏通り。

ヘイマーケット周辺は劇場やレストランが多い。

ヘイマーケットシアター。

ヘイマーケットホテル。

イギリス陸軍の司令長官だったヨーク公フレデリック(イギリス王ジョージ3世の次男)
を記念して建てられたもの。

ポール・モールストリート。
どこへ向かっているのかというと、セント・ジェームズ教会で行われているマーケット。
イギリスのマーケットがどんな感じかどうしても見てみたかったので
時間が無い中スケジュールに詰め込む。

時間も無いのですぐにでもセント・ジェームズ教会へ行きたかったのだけど、
私の道案内でここはどこ?状態。
よくよく調べるとここはセント・ジェームズ宮殿。
確かに衛兵が立っている。
ロンドンの中で護衛兵がいる4つの建物の一つなんだって。
(他の三カ所は、バッキンガム宮殿、クラレンス・ハウス、ホース・ガーズ)

何も知らずに「なんだ、この古い建物」と文句を言いながら歩いていたけど、
結構な見所の場所だった。

チューダー朝様式のこの宮殿、悪名高きイングランド王のヘンリー8世が建設。

ビクトリア女王がバッキンガム宮殿に移るまでの王室の住居だったそう。

現在はエリザベス女王の長女であるアン王女のロンドンでの居住地となっているので、
宮殿内の一般公開はされていない。

ロンドンで最も古い王室の住む宮殿ということで、レンガの一つ一つに歴史を感じる。

今度はうめちゃんの道案内で、当初の目的地であるセント・ジェームズ教会へ向かいます。

遠回りしたけれど、貴重名建造物を見ることが出来たので良しとする。

フォートナム&メイソン。

やっと到着。
セント・ジェームズ教会。
ところが。
終了時刻にはまだ1時間有るけれどお店はすでに撤収。
残念ながらマーケットは見ること出来ず。

ぐるりと円を描くように歩いて、再びピカデリーサーカスへ戻ってくる。

エロスの像もおかしな空の色の下で、天使が悪魔に見えるくらいの不気味さ。

ロンドンアイに行く前に軽く腹ごしらえ。

うめちゃん希望のハンバーガーショップ「FIVE GUYS」
アメリカ東海岸発祥のお店なので、イギリスとは無関係なんだけど
ピカデリーサーカスを通るたびに目に入る看板に惹かれて入店。

お値段は高級ハンバーガーレベル。
紙袋に注文をしてから作ったハンバーガーが入れられ、ざざっとポテトが入ります。

紙袋をビリビリっと破いて散らばったポテトを食べる感じ。

ちなみにこちらのハンガーショップの特徴は、
オーダーしたハンバーガーが出来上がるのを待っている間に
店内に置いてあるピーナッツが食べ放題ってこと。
段ボールに落花生が入っていてスコップで好きなだけ席に持って行って食べていいってこと。
これがまた美味しくてたくさん食べちゃう。

腹ごしらえをしてやっと本来の目的地ロンドンアイに向かいます。
16時頃なのにこの暗さ。

さて、このロンドンの暗さの犯人はなんと異常気象だったということ。
※こちらロイター通信のニュース
[ロンドン 16日 ロイター] -
英ロンドンで16日、ハリケーン「オフィーリア」による強風の影響により
サハラ砂漠やスペインの山火事の塵が運ばれ、空が異様な黄色に覆われて人々を驚かせた。
冬に近づくにつれ、いつもこんな調子で不気味な暗さになるのかと思っていたら、
稀な異常気象だったそう。
ある意味貴重な1日。

時間が無いのでタクシーでロンドンアイへ。
予約はしてあったので、引き替えの列に並んでやっと本当のチケットを手に入れる。

予約をしてある人は行列に並ばずすいすい入れます。
ディズニーランドのファストパスみたいな感じで、行列を横目に早々と搭乗。

観覧車の中は広々。
1つの箱の中に15人までで分けられるみたい。

四方八方ガラスで囲まれているので見通しは抜群。

ロンドンアイのすぐ真下にはテムズ川。

サマセットハウス。
もとは貴族の邸宅で、
現在は政府関連機関やロンドン大学付属のコートールド・ギャラリーなどが入っている。

ハリーポッターやシャーロックホームズで有名なチャリングクロス駅。

セント・ポール大聖堂。



ビッグベンと国会議事堂。






昼間に行ったバッキンガム宮殿が遠くの方に。
カメラのズームを最大にしてパチリ。
金色に輝くクイーン・ヴィクトリア・メモリアルと宮殿には旗が揚がっているのも見える。

ウエストミンスターブリッジをたくさんの人が渡っているのが見える。
ロンドンアイからの景色を一通り堪能。

行きはタクシーを使ったけれど、今度は電車で移動してみようということで、
ロンドンアイから10分ほど歩いたところにあるウォータールー駅へ。

通勤時間をとあって、会社を終え駅へ向かう人たちの波。


ウォータールー駅のホーム。

この頃になるとロンドンの交通にも詳しくなってきて、
電車やバスの交通の便に慣れくる。

電車とバスを乗り継いでマリルボーン地区へ。

おしゃれな高級住宅地といった感じ。


オシャレなアパートメントが並んでいる。

ロンドンのお土産を買うためにまずはロンドン生まれのニールズヤードへ。

そしてその並びにあるちょっと高級なスーパーマーケット「ウエイトローズ」

たくさんお土産を買い込んで一度ホテルへ荷物を置きにバスで帰る。

そして今度は夜のコヴェントガーデン。

昼間の明るさとはまた違った雰囲気。

昼間よりだいぶ人も少なく、ちょっぴりロマンチック。


ロンドンで過ごす最後の夜だから、この日は疲れも忘れて歩き回る。



コヴェントガーデン駅。
駅前には衣料品から食品、家庭雑貨までなんでも揃うデパート、マークス&スペンサー(M&S)

「夜のタワーブリッジを見に行こう」ということでバスに乗って出発。

ところが・・・・・ここでハプニング。
バスがこちらのバスステーションでSTOP。

ちょうどセント・ポール大聖堂の真下。

実は今回の旅でどうしても時間と都合が合わずに行けなかったセント・ポール大聖堂。
中に入ることは出来なかったけれど、こうして真下にくることができた!

バスには警察官。
無賃乗車を取り締まるチェックが入ったための緊急停止だった。
無賃乗車をして居る人がいたため、こちらのバスはしばらく停車。
次に来るバスに乗ってくれとのことで次のバスを10分ほど待ちます。

バスが来た来た。
そのバスに乗って・・・・・

到着しました夜のタワーブリッジ。

せっかくだから渡ってみようということで、ライトアップされた橋を向こう岸まで渡ります。

ロンドンにいる!って思いが溢れてくる。

真横にはロンドン塔。

夜のザ・シャード。
2012年に完成したヨーロッパ一となる高さの高層ビル。

こちらもロンドン塔。

向こう岸に渡ってきてからのタワーブリッジ。


対岸からのロンドン塔。

今度はタワーブリッジを背にして歩きます。

倉庫をリノベーションしたオシャレスポット「Hay`s Gallaria ヘイズ・ギャラリア」

タワーブリッジから1つめの橋、
今度はロンドンブリッジを渡って対岸まで戻ります。

ロンドンブリッジからのタワーブリッジ。

ザ・シャードがこんなに近い。

ロンドンブリッジのプレート。

「ロンドン大火記念塔 Monument to the Great Fire of London」
1666年、夜中にパン屋から発生した火事は3日間に渡って燃え続け、
シティ・オブ・ロンドンの3分の2ものエリアを焼き尽くした。
この巨大なモニュメントは、1677年に未曾有の歴史的大火災の教訓を後世に残す目的で造られたのだそう。

ロンドンブリッジを渡ったところにあるホテル方面へのバス停はとても小さくて、
時間的なこともあってかバスを待つ人も全くいない。
バスの数もぐんと減ってしまって、乗り慣れていないとかなり不安になるけれど
でも大丈夫!!!
ちゃんとこのバス停で合っているし、間隔は開くけれど必ずホテル方面へのバスがくるという確信。
すっかりロンドンっ子だ。

人気も無いし、色んな方面へ行くバスが行き交っている。

無事にピカデリーサーカスまで戻ってきて今度は夜ご飯の場所探し。
ロンドン最後の夜だから色々悩んだものの、
結局近場にあるレスタースクエアの雰囲気の良さそうなレストラン行くことに。
入り口で受付のお姉さんに「こちらは何料理のお店ですか?」と聞いてみたものの
「○×△□◇・・・・・」と何度聞いても何て言ってるかわからない。
まぁ、いっか・・・・勇気を出して入ってみる。

店内に入ると店員さんがみんな中東系の方。

メニューを見てみると・・・・・
「レバノン料理」
受付のお姉さんは「Lebanase restaurant」と言っていたらしい。
聞き慣れない言葉だったのでそりゃわからないはずだ。

イギリス ロンドンでの最後の夜がレバノン料理。
全然イギリスとは関係の無いレストランをチョイスしてしまうというミス。
まぁ、初めて食べるレバノン料理だからそれもまたいいか。
今アメリカではベジタリアン向け料理やダイエット食として人気が高いんだって。

近隣のシリア料理、イスラエル料理、パレスティナ料理、ヨルダン料理と酷似していて、
いわゆるアラビアンフード。

ゴマ、レモン、オリーブオイル、ハーブ類、ヨーグルトを使った料理が多い気がする。
メニューも見慣れない物ばかりだったので、もはや何を注文したかもわからない。
野菜料理が美味しいというレバノン料理だけど、注文したのは肉魚。

食べ終わって23時30分。
ウエストミンスター聖堂→バッキンガム宮殿→ロンドンアイ→大英博物館→ピカデリーサーカス→
→セント・ジェームズ宮殿→セント・ジェームズ教会→FIVE GUYS→再びロンドンアイ→
→(ウォータールー駅から)→マリルボーン(ニールズヤード・ウエイトローズ)→
→ピカデリーサーカス→コヴェントガーデン→タワーブリッジ→ロンドンブリッジ→
→レスタースクエアでレバノン料理
ロンドン市内を西から東へ、北から南へ。
テムズ川を上流から下流へ、再び下流から上流へ。
1日でロンドン市内を網羅したくらいの充実感。
最後の夜は思い切り遊ばないとね。
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